義経と静の会

機関誌 「ボルテ・チノ 日本の心」

「新生地球」を開く日本発信誌


 本誌『ボルテ・チノ 日本の心』は、今が丁度、人類の歴史は折れ目のところに来ていると見ております。それは、戦争を繰り返す日々の生活の時代から、戦争を消去する仕組みをもつ新しい歴史の時代へ。アメリカのハンチントンはその著『文明の衝突』の中で、人類はグローバル化の末、今、八つの文明が併存し、生き残る一つに命運を賭けた最終の戦いの直前にあると指摘しました。但し、世界に共通の価値観をもたらす一つの文明がもしあるとするなら、この衝突は避けられるだけでなく、人類の文明はかつてない「黄金時代」に移るとも言っています。そして、日本は一国一文明の特異な文明をもつとも付け加えています。
 
 本誌が「義経・ジンギス汗」説に触れるのは、ロマンやあそびや物珍しさの陳列のためではありません。人類の歴史にはセオリーがある、文明は進歩する、これは人間信頼の立場に立つからです。それなら導く「天命」すらありそう、(義経がもしジンギス汗になり、何か未来の人類史に大きなかかわりをもつかも?)また英智によって発見される世界の「秩序の法」が存在している筈です。私達は今、人類の最後の衝突を回避するために、模索から発見への敷居の上に立たされています。混沌から夜明けへ、次の幕を引く引き紐の役を果たすのが「義経・ジンギス汗」ミステリーの解明ではないのでしょうか?
 
 本誌は学者か、素人か、それにこだわりません。地球の未来に責任を負うのはすべての人ですから。但し、真摯な人達の結集を願います。実証は近代アカデミズムが産んだ宝、これを最も尊重します。もう一つ、幼児のように澄んだ心の人の直観、これを暗夜の星、月明として大切にします。どうぞ、地球の未来を開く英智と論議とを、本誌上で湧き立たせて下さい。
 
 私達は日本から世界へ発信しなければならない〈未開拓の日本〉を、列島の中に眠らせ、あたら死蔵しているのではないか?と考えています。閉じられた一国一文明の国日本から、世界に開かれた文明へ!! いじけず、惜しまず、勇気をもち、これから、世界を愛すべき歴史に吹き替えるため、集まられる皆様と共に、本誌を自由な言論の足場として使いながら、歩みを進めて行きたいと存じます。論に勇気を、責任を、そして翼を。

2008.12.9  山波言太郎