2003/12/04 -
雑誌
でくのぼう宮沢賢治の会 会報いまだかつてない宮沢賢治論 でくのぼう宮沢賢治の会の記録 でくのぼう宮沢賢治の会 会報誌5号
でくのぼう宮沢賢治の会
1,000円 (909円+税)
recommendation おすすめ理由
〈Editor’s Note より〉
今号ははっきり言って面白いです。巻頭論文の『「小岩井農場パート九」における幻想と決意をめぐって』は、熊谷さんでないと決して書けないもので、賢治研究史に、一石を投じる記念すべきものです。賢治の心象スケッチとは何かを明かにし、これほど明確に賢治の心を深く辿ったものは知りません。
また、研究者以外の方にとっても、人生感が変わるほどの感動と、賢治の心そのままを知ることができるような、やさしい言葉で書かれています。
学校の先生などで、賢治作品を扱う方も多いと思いますが、一度読んでみられると、生徒たちの心をとらえることうけあいです。
個人発表では、今は大学院で賢治研究をやっている今井さんの学位論文『宮沢賢治―その霊的検証』の完結までが載っています。前号では、研究者の方の絶賛を浴びた研究論文です。北山さんの研究発表も知る人ぞ知る松田甚次郎と賢治との交流にスポットをあて「農民芸術とは何か」を浮き上がらせた面白いものです。
その他、私達の「読書会」のテープ起こしも二つ。今回から初参加の方をまじえて、私達の会独自の「心で読む」読み方が浮かびあがる内容となっています。
全体的に、私達の会ならではの特色を打ち出した『特別号』と言っても良いほどの会報誌ができました。
どうぞ、お楽しみに!
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目次はこちらからdata 作品データ
雑誌 B5判 96ページ ソフトカバー
発行 でくのぼう宮沢賢治の会