2005/04/08 -

雑誌

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いまだかつてない宮沢賢治論 でくのぼう宮沢賢治の会の記録 でくのぼう宮沢賢治の会 会報誌7号

でくのぼう宮沢賢治の会

1,000円 (909円+税)

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recommendation おすすめ理由

  • 巻頭インタビュー 山根知子氏「宮沢トシに導かれて宇宙意思を感じて生きる
  • 臨終詩集「永訣の朝」「松の針」「無声慟哭」にある普遍性について感想 熊谷えり子 他

 

本号を紹介してくださった田口昭典先生の書評を一部抜粋

(中略)
賢治の妹トシについての特集となった。山根知子は、昨年『宮沢賢治 妹トシの拓いた未知「銀河鉄道の夜」へむかって(2003・朝文社)』で第14回宮沢賢治奨励賞を受賞しているので、トシと賢治の関わりを、語るに最適の方であり、このインタビューは、様々な示唆に富む内容であった。また代表の熊谷えり子が「永訣の朝」三部作について、「永訣の朝」は愛による救い・「松の針」は自然界の愛・「無声慟哭」は決死の愛であると捉え、「……これら三篇の挽歌は真実の愛を捕らえた作品であり、それゆえ普遍性をもったすぐれた詩歌である。……ぜひ言いたいのは、親しい愛する人と死別した人にこの挽歌を読んでもらい、悲しみから立ちあがり、皆の幸福のために生きる大きな愛に生きる本当の生き方を知ってもらいたいということだ、」と結んでいるが、全く同感である。優れた文学作品は、人に生きる力を与えるものであることを痛感する。
「輪読会」では、テープ起こしで、会の模様が臨場感溢れる記録となっている。
「研究発表」も、特集に相応しい充実したものであった、特に心霊学との関わりについての論及は参考になった。
(田口昭典先生の宮沢賢治研究情報誌『あるびれお通信 792号』2005.6.3 より)

 

でくのぼう宮沢賢治の会サイト 会報誌7号紹介ページ

 

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data 作品データ

雑誌 B5判 102ページ ソフトカバー
発行 でくのぼう宮沢賢治の会

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