リラ・ボランティアコラース【9月】

9月にリラ・ボランティアコラースのメンバーで、施設へ歌のボランティアに伺いました。
 
【9月1日】茅ヶ崎市内の老人ホーム

9月に入ったとはいえ、まだまだ残暑の厳しい中、歌のボランティアに行って来ました。
こちらの施設は、長く歌いに行っている病院の看護師さんがここに移られ、いやしの歌をここでもとご依頼を受け、年に3〜4回 定期的に伺っています。普段から歌う機会が多いようで、皆さん笑顔でとても楽しそうでした。ご家族と一緒に参加されている方もいらっしゃいました。
離れた故郷を懐かしむ歌から始まり、秋の風の歌や子守歌など歌い、青木先生の歌にまつわる話を真剣に聞いていました。何曲かは歌詞も全員で朗読して、いつの間にかリラ自然音楽の美しい世界に深く入って行きました。
伴奏のピアノの音が、演奏する星野先生が弾きやすく、歌う私達と参加の皆さんにも歌い聞き易いように、斉藤さんと菅沼さんが音響を苦労して考えてくれたと後から聞きました。
一曲一曲大切に歌い進めて行き、最後の曲の前に青木先生が「皆さんの懐かしい故郷やきれいな思い出が会場に浮かんでいる」と仰った通りにしゃぼん玉のような美しいものが歌に乗って浮かんでいるのが見えた気がしました。あっという間の1時間でした。これからも、いつも青木先生からお聞きしている「参加の方々がリラ自然音楽の美しい世界を知って、その世界へ行きたいと求めて頂けるよう」場がゼロからのスタートであっても本物を伝えたいという強い気持ちで歌っていきたいと思いました。
 
【9月28日】鎌倉市内の介護老人保健施設

秋分の日を過ぎた頃より漸く連日の猛暑から解放され、今日は爽やかな秋の風を感じる日でした。
会場は前月より入口近くのところへ移動し、入居者の皆様はまとまって穏やかな表情で迎えて下さいました。
歌は秋の郷愁を感じる曲から始まり、生活の中に動物や植物と人が自然(人の手が入ってない)と共に暮らしていたことなど歌詞の中から絵が浮かんでくる様な青木先生のお話にじっと耳を傾け頷いて居られる方が印象的でした。
自然音楽の「妖精の庭」では、妖精は植物の傍にいて植物を育てているそうで、でも「人間を怖がり虫や動物も人を怖がります。」との先生のお話から歌に入って行くと、涙して妖精の世界を感じて居られる様な方、目を閉じて聴いて居られる方それぞれですが、歌の中の光輝く方へ皆様の心と一つになっていく様な空気を感じました。
言霊の力のある「春はかえる」は、歌詞を皆で朗読して歌に入り、一緒に朗読されている方も増えて涙を浮かべて歌われている方も居られ胸が一杯になりました。
最後に職員の方が「皆さん楽しみにしています。」と話され皆様のお顔から笑みがこぼれ、貴重な時間を皆様と一緒に共有出来たことに感謝しました。有難うございました。
 
【9月30日】鎌倉市内の特別養護老人ホーム

9月も終わりですが、気温30度、夏の陽気です。老人ホームへ向かう途中咲いていた秋の花、曼珠沙華が、暑さでぐったりしているように見えました。
深呼吸して気持ちを切り替え、会場に入り、まず秋の曲を3曲歌いました。美しい紅葉の景色や、きれいな水の流れ、少しひんやりした風を想像しながら歌っていきますと、会場の空気が、だんだん秋の爽やかな空気へと変わっていくようでした。
会の後半の曲では、前の席から「知ってる!」と元気な声が聞こえ、沢山の方が一緒に歌って下さいました。笑顔の方が増えて、お顔が輝いて見え嬉しくなりました。
終了後集まり、青木先生から「歌いに行く目的を自覚することが大切」とお話がありました。ここのホームへ伺うようになって数年たちますが、初心を忘れず、良い歌をお届けできるように日々練習に励み、また来月伺いたいと思います。

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