リラ・ボランティアコラース【10月】
10月にリラ・ボランティアコラースのメンバーで、施設へ歌のボランティアに伺いました。
【10月26日】鎌倉市内の介護老人保健施設
前日は大雨で寒かったですが、この日は暖かく、歩いていると少し汗ばむほどになりました。途中、きんもくせいが咲いていて風がふいてほのかにいい香りを運んで来てくれていました。皆で施設の方の前に並ぶ時には、目を閉じている方が多く、お話される方もいらっしゃいましたが、ざわついてはおらず、静かな感じがしました。もう曲が始まるのを待つ感じを受けました。曲が始まると、歌集を見ながら歌う方、目を閉じていても、口を大きく開けて歌う方もいて、皆一つになっていることを感じました。曲の間の青木先生のお話に、じっと聞き入っていて、目を閉じていても深々と、何度もうなずいている姿が印象的でした。歌がとても浸透している感じを受け、目の前の方と一つになって歌える事を本当にうれしく思いました。これからも一生懸命、通路となり切れるように、努力したいと思います。
【10月28日】鎌倉市内の特別養護老人ホーム
10月の終わりとは思えない少し汗ばむ天候の中、いろいろな雲や集まって何かをついばんでいる雀たちを眺めながら向いました。
歌う時は出来る限り、参加されている方々のお顔(表情)やご様子を見ながら、自分を突出することなく我のない心で、音楽の持ついやし(心)がお一人お一人の心の奥に届けられますように、集中して歌うことを常に心がけています。もちろん、ご参加下さる皆様が、歌うことや聞かれることを楽しんでいただける心地好い場を皆で作って行くことも忘れずにいたいと思います。
今回、「妖精の庭」の時には、光と緑でいっぱいの庭を感じていただけるといいなぁ、と思いながら歌いました。これからも、時間の許す限り更に練習を重ねて行き、大切なこの活動を続けさせていただきたいと思っています。ありがとうございました。