リラ・ボランティアコラース
リラ・ボランティアコラースのメンバーで、 2月10日には茅ヶ崎市内の老人ホーム、2月15日には鎌倉市内の特別養護老人ホーム、2月17日には鎌倉市内の介護老人保健施設へ歌のボランティアに伺いました。
【10日】
春の陽射がほんのりと顔を出している午後のひと時、なつかしい段飾りのお雛様に出合えました。
皆さんと一緒にひな祭りの歌を届ける事が出来ました。
私達を笑顔で迎えて下さったスタッフの皆さん、そして穏やかなお顔で一緒に歌って下さった皆さん、足元から温い風と共に歌声がホールいっぱいに広がっていく中で、この幸福なすべての共有の時間に感謝でした。
数えきれないほど歌っている自然音楽「春はかえる」が響きわたると胸がいっぱいで涙が込み上げて来ました(不思議でした)。綻びに満ちた顔がたくさんありました。
歌の大きな力がもっともっと多くの人々に届けられたらと、心に秘めて帰途に着きました。
【15日】
春の陽気を感じるこの日、青木先生はお休みでメンバーだけで伺いました。
会場に入ると数名の入居者の方が明るく笑顔で迎えて下さり、次々と入室され進行役の斉藤さんが「今日はアカペラで歌います」と話されました。
伴奏なしにメンバー全員が気合いを入れ、心を一つにして皆さんと息を合わせて一曲目の春の歌から始まりました。
歌い進む中、皆さんの歌声に力を頂きつつ、心の中で歌って居られる方の息遣いも感じられ、「故郷」で会場全体心が一つになり、清々しい空気に包まれた様で最後に「楽しかったよ」と言って下さり、ホッとしました。
【17日】
窓の外の梅の花を眺めながら春の歌を楽しみました。故郷を懐かしむ今月の曲を歌っていくうちに、会場が淡いピンク色の空気で覆われていく感じがしました。リラ自然音楽の「鎌倉の風」を歌うとその空気が風になって会場を吹き渡りました。そして「春はかえる」の曲でみなさんの心の中にもその風が入っていったように思えました。