リラ・ボランティアコラース【11月】
11月にリラ・ボランティアコラースのメンバーで、いろいろな施設へ歌のボランティアに伺いました。
【11月17日】鎌倉市内の介護老人保健施設
心待ちにしていた施設への訪問の日がきました。 雲一つないとても爽やかな小春日よりの日に、老健の利用者さん達もこの日を待ってくれていたようにあたたかく迎えてくれました。 秋を思い出させてくれる光が一杯はいった歌から始まり、だんだんとそれぞれの心の中に入ってしみじみと歌ってゆきました。リラ自然音楽「古き良きロンドンデリーの歌」の時、青木先生の「人肌人たち、というところがいいですね」というお話に、皆さんが真剣に心を向けて聞いているのが伝わってきました。はじめは少しけわしい表情だった方の瞳がやわらかく変っていったのがうれしかったです。帰り際にスタッフの方が「心にしみました!」と声をかけてくれました。 又次回、この方たち皆さんと会えるだろうか。一期一会を大切にして、今度はもっと歌の美しさを伝えられますようにと思いながら、施設を後にしました。
【11月26日】鎌倉市内の特別養護老人ホーム
施設へ向かう途中、白つめ草の広場の上に虹がかかっていました。入所者の方々はすでに席につき準備が整っていて、楽しみに待っていて下さるのが回を重ねるごとに感じられます。みんなの心がひとつになって秋の澄んだ空気やあざやかな色彩、温かなぬくもりを味わいながら歌いました。 帰り際に一人の方が「ご苦労様」と声をかけて下さりコラースのメンバーから思わず笑みが漏れたのですが、年の若い私たちへ労いの言葉をかけて下さるそのお心に何だかとても感動しました。