リラ・ボランティアコラース【1月】

1月にリラ・ボランティアコラースのメンバーで、施設へ歌のボランティアに伺いました。
 
【1月19日】鎌倉市内の介護老人保健施設

冷たくても、日差しは強く、もうすぐ春が来ると感じる日でした。
今日は「冬」がつく歌を何曲か歌いました。温かく心にしみました。冬の歌は、人の温もりを感じさせる歌が多いです。
目をつぶって、心地良さそうに聞いて下さっている方、一緒に歌って下さっている方、いろいろで、こうして皆さんと一緒に歌えるこの時間が、とてもいとおしく感じました。
「冬」のつく歌から、星々の輝く夜空の歌へ、そして、心の中へ入っていく歌を歌いました。


会場全体がやさしい空気で包まれていました。一瞬、時間が止まったような気がしました。最後の「春はかえる」と「故郷」で、みんながひとつになった感じでした。真剣な眼差しで聞いて下さっている方も何人もおられ、私たちも、この方々に届きますようにと思いながら、真剣に歌いました。
最後に、お別れするときに、いつもいらっしゃるシスターの方が、コラースの手をにぎって、「みなさんの1人1人のお顔、全部覚えています。来てくれるのを本当に楽しみにしていて、お風呂、1番に入れてもらったの」と、目を潤ませておっしゃっていました。
帰り道は、本当に春のように暖かくなっていました。
 
 
【1月21日】鎌倉市内の特別養護老人ホーム

大寒に入り二日目。ピリッとした冷気で快晴。キラキラまばゆいばかりの陽射しです。
職員の方のにこやかなお出迎えがありました。
はじまりのごあいさつの後、冬の歌をたくさん歌いました。歌詞ノートを見てすぐに歌い出す方、大きな声の方、曲が進むにつれ少女の様なしぐさをなさる方、目を閉じて聞き入る方、歌詞を目で追う方、歌い方聞き方は様々です。微妙な表情の変化と雰囲気で次第に皆様のしみじみと懐かしむ様なお心持ちが伝わって来ます。お日様のような温もりをお届けできる様、心ひとつにして一曲ずつ大切に歌いました。1曲ごとに、お互いに拍手を交わします。「また来月伺います。皆様お元気にお過ごしください」と明るい声で、この日はさよならです。感謝の一日。
帰宅途中、巨大な月がぽっかり浮いていました。

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