賢治祭 

9月19日(月・祝)に、毎年恒例 「賢治祭」(生誕120年) を開催しました。
(山波財団内「でくのぼう宮沢賢治の会」企画)

 

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全国各地から、(東は岩手県から、西は鹿児島県まで)お集まりいただきましてありがとうございました。

会場の定員でお断りした方、何度もお尋ねくださった方、大変申し訳ありません。でも、みなさんの思いもきっと賢治先生へ届いていました。

 

今回は、みんなによる、お祭りでした。

みんなの想いが、人生を宮沢賢治と共に歩いていらっしゃっている姿が、胸に迫りました。アンケートの中で、「透明な世界」を感じたという方が多かったのが印象的でした。今回の「賢治祭」では、きっと、たくさんの透明なエネルギーを注いでいただいたのだと思います。本当に感謝いたします。

 

正しく清くはたらくひとはひとつの大きな芸術を時間のうしろにつくるのです。ごらんなさい。向ふの青いそらの中を一羽の鵠(こふ)がとんで行きます。鳥はうしろにみなそのあとをもつのです。みんなはそれをみないでせうが、わたくしはそれを見るのです。おんなじやうにわたくしどもはみなそのあとにひとつの世界をつくって来ます。それがあらゆる人々のいちばん高い芸術です。」(童話『マリヴロンと少女』宮沢賢治作より)

 

宮沢賢治先生、そして、身を以て賢治の本当の姿(霊性)作品の深さを教えてくれた山波(桑原)先生、ありがとうございます。
四次元芸術は、不滅です!

 


【アンケートより】(たくさんのご感想ありがとうございました。※は補記です。)

 

第1部(前半)「みんなで歌いましょう」コーナー

2016-09-23-1
・ みんなで歌うと、会場が一気にポラーノの広場に移動したようでした。とても暖かで、皆で声を合わせて歌えることの幸せを思いました。

 

第1部(後半)「賢治さんへの手紙」コーナー

2016-09-23-2
・(※7人)一人一人の方の発表が本当に正直で、誠実さ、真剣さが伝わってきました。そういう生き方(※「雨ニモマケズ」のデクノボーの生き方)を本気でされているのだと思いました。感動しました。私自身もまだまだ生活に追われてしまい、実行できないのですが、初心に戻って、うまずたゆまず、賢治さんのように生きられたらと思いました。

 

第2部「銀河鉄道は、新しい世界へ」のコーナー

2016-09-23-3
・真心のこもった真摯な朗読と、美しい映像、かけがえのない美しいものを頂きました。
そのなかでも、山波先生の朗読(※録画映像「農民芸術概論綱要」)を聞いていると、理由もなく涙が流れました。「銀河を包む透明な意志」と、「大きな力と熱」に包まれたような感動だったのかもしれません。

 

全体
いのちはひとつ、どんな人も大切な命だと感じる、あたたかなお祭りでした。ありがとうございました。

 

 

 

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