リラ・ボランティアコラース

リラ・ボランティアコラースのメンバーで、12月9日と21日にそれぞれ鎌倉市内の介護老人保健施設、特別養護老人ホームへ、12月16日には、頌歌隊のメンバーで鎌倉市内の病院へ歌のボランティアに伺いました。
 
【9日】
師走に入り、最初のコラースの活動です。
今月は美しい冬の景色や煌めく星に思いを馳せた曲が中心でした。
リラ自然音楽では「はるかな木よ」を歌いました。原曲はドイツ民謡ですが、山波言太郎の作詞、青木由有子編曲により、永遠の愛や永遠の生命を表した「生命の樹」の曲であるという青木先生からの説明を静かにお聞きになっていました。歌った後には「きれいだった」と感想も頂きました。


 
【16日】
この日は電車のトラブルが発生し、メンバーのほとんどが迂回ルートで向かいましたが、開始時間までには無事全員集合しました。職員の方も驚いていました。私たちも1年に1回、皆さんとお会いできることをとても楽しみにしているので、そのおもいが働いたのでしょうか。
クリスマスを迎える準備がすっかり整った院内は、その場にいるだけでワクワクします。
患者さんとご家族、そして職員の方が温かく迎えてくださり、一緒に季節の歌や自然音楽を歌いました。真剣に聴いてくださり、涙を流されている方もいらっしゃいました。会場全体が喜びに満ちた空気で包まれているように感じました。


 
【21日】
太陽の光は暖かく、風は冷たい。12月だ。
ホームの中はちょうど良い温度でいつもと同じ。ツリーや窓ガラスの飾りつけでクリスマスを思い出します。
今日の私達の人数は、いつもより少なくちょっと不安です。「皆様を素晴らしい歌の世界へお運び致します。」と気合いをいれて歌い始めました。メンバー全員同じ気持ちだから、いよいよ勢いが出て元気になっていきます。途中、曲が終わったところで、前の席の女性の顔がほころびました。そして帰り際、表情の見られなかった方から「ほんとに楽しかった」といわれびっくりしました。ただ一時のせいいっぱいで、こんなにうれしいご褒美が貰えるなんて最高の一日でした。

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